'07/09/08 高山本線全線復旧開通リポート


2004年10月20日に岐阜県を襲った台風23号の大雨の影響により、最後まで不通となっていた高山本線 角川〜猪谷間が、9月8日(土)の始発列車から運転再開、特急(ワイドビュー)ひだ号も飛騨古川〜富山間 1日4往復の運転を再開しました。
当日は地元・飛騨市と市民による歓迎行事や、特急(ワイドビュー)ひだ号の出発式が富山と飛騨古川の両駅で行われ、3年ぶりに“飛越線”沿線が盛り上がりました。(^^)
高山駅に掲げられた、開通を告げる看板
'07/09/08(4:13)


高山駅の待合室に、復旧工事の写真が展示されていた。
'07/09/08(4:40)
 

「猪谷」の表示も3年ぶり。後方は4702Cのキハ48 6806
高山 '07/09/08(4:38)

高山発下り一番列車。久しぶりの「猪谷」幕
1821D キハ48 6809+キハ48 5806

右後方は“打保コンビ”キハ48 6810+キハ48 5803。
この日は飛騨市民のための特別列車に使用された。
高山 '07/09/08(5:55)

高山を発車。JR東海の幹部も同乗していたようだ。
「猪谷行きのワンマン列車です」という放送で、復旧開通した事を実感する。
1821D キハ48 6809(6:02)


猪谷始発1820D(キハ48 5810+キハ48 6813)と交換。
営業列車で初めて復旧区間を通過して来た列車だ。
飛騨古川駅は“ひだ1号”の出発式に備えて紅白幕で飾られていた。(6:18)

1821Dの座席は1ボックスに2〜3人着席。
新聞記者や“同業者”がほとんどであろうか?
始発列車としては乗車率が高いと思われる。(^^;;(6:21)

飛騨細江駅に掲げられた横断幕。
少々おとなしい印象だが、盛り上げに一役買っている。
(6:24)

復旧区間の最初の停車駅・坂上で、822Dと交換。
(キハ48 3815+キハ47 6002)
なんと後ろはキハ47だ。(^^;;(6:37)

こちらは杉原駅。飛騨市内の全駅に横断幕は設置されていた。
プラットホームも整備されて、田舎の駅らしく無い。(^^;;
(6:54)

猪谷手前のトンネル内で一旦停止してから、駅へゆっくり進入する。
トンネルを抜けると旧神岡線がそのまま残っている。
せめてこの日まで走っていて欲しかった・・・(7:05)

1821D 猪谷到着。高岡色のキハ58と合い向かう。
(7:08)

キハ58 1114
このあと851Dから運用された。(7:09)

富山駅で行われた特急“(ワイドビュー)ひだ6号”出発式
(8:03)
 

名古屋へ向けて出発進行!
1026D キハ85-1109+キハ84-205+キハ84-302+キロ85-2
(8:07)

日中は1両増結して、3連で運行されたローカル列車
1826D キハ40 6309+キハ48 3812+キハ48 6808
猪谷 (9:11)

飛騨古川駅では特急“(ワイドビュー)ひだ1号”出発式が行われる
(10:38)
 

駅前では地元名物・古川祭屋台曳きそろえで開通を盛り上げる。
古川祭以外で屋台が曳きそろえられるのは、1934年の国鉄開通・2004年の飛騨市誕生と今回のわずか3回だという。
(10:00)

県知事・飛騨市長や来賓の挨拶が続く。
(10:39)
 
 

出発式の様子を見に来たみなさんが見守る。
警備上の理由から、ホームへの立ち入りは制限されてしまった。
(10:46)
 

ホームからの撮影をあきらめて、駅裏からの撮影。
マスコミのみなさんが激しく邪魔。(^^;;
運転士に花束贈呈中なのがかろうじてお判りいただけるだろうか?
(11:13)

坂上駅停車中
1832D キハ40 6309+キハ48 3814+キハ48 6807
(17:49)
 
【参考】当日の行程
高山600(1821D)猪谷704-07(847D)富山756
(1026D発車式)
富山817(848D)猪谷904-12(1826D)飛騨古川957
(1021D発車式)
飛騨古川1240(1828D)飛騨国府1244-47(1827D)猪谷1340-43(867D)富山1433
(富山駅1番線の立山そばで「復旧開通記念・出張!おらー飲まん会」)
富山1620(868D)猪谷1711-22(1832D)高山1827-31(1728D)美濃太田2058・・・
9月9日付けの各紙面岐阜県版では、こぞってこれら報道を掲載。その中で、あの「キハ48 5803+キハ48 6810」が杉原発上り団体列車として、飛騨古川での開通式典に出席する飛騨市宮川町の方をエスコートしたとの記事がありました。
私もこの団体列車が運転されるという情報はキャッチしておりましたが、富山と飛騨古川の“ひだ”出発式を両方見届ける行程を組んでいたため、そちらの様子の撮影はパスしました。
今回、地元のみなさんの表情が撮影できなかったので、予定変更して行けばよかったと、今更ながら後悔している今日この頃です。(^^;;

代行バス時代は富山14時台の列車に乗らないと、高山からの1728Dに間に合いませんでしたので、富山滞在時間が2時間も増えた事は大きいです。鉄道の速達性・優位さを再認識した日となりました。
当日は記念乗車をする方も多く、日中のローカル列車は1両増結・車掌乗務でした。
いつもこのように活気溢れる車内だといいですね。(^^)

このページ内の写真は'07/09/08 筆者撮影

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